ビーストウォーズの舞台エネルゴア。文明の無い大自然に覆われた地だが、謎の遺跡も数多く在る未知の星。
コンボイ率いるサイバトロン戦士達はある遺跡を調査していた。内部には正方形の枠の中に人のような者から怪物まで、数えきれないほどの壁画が描かれていた。
突如謎の人物が現れる。知的生命に会った驚きと、紫の衣を纏う姿に不信感を抱くコンボイ達だったが、不思議と邪悪さは感じられずその人物に耳をかす。いわく、この遺跡は地上に降りた悪魔と天使を祀っており、祭壇の杖を手にした者は万能の力を得るという。
その時メガトロン率いるデストロン軍団が乱入し、話を聞いていたメガトロンは嬉々として杖を手にする。
瞬間杖から魔力が溢れ、ビースト戦士両軍が動けなくなる。紫の衣の人物は袴姿のような正体を現し自らをスーパーデビルと名乗った。重魔棒(ヘビーデビルスティック)を取り戻すため天魔界より来た事、悪魔では触れられない封印を解くため魔衣で邪性を隠しビースト戦士を利用した事を告げる。

メガトロンは杖を渡さんと抵抗するも、デビルはメガトロンの武器デスクローを奪い、野蛮な力を奮うのも一興とメガトロンを攻撃する。
その時神々しい光と共に天使の輪を抱いた威厳溢れる人物が現れる。スーパーデビルを追ってきたその者は全能の神(ヘッド)スーパーゼウスと名乗った。
ゼウスに勇気づけられ奮い立つコンボイ。コンボイに善性を見たゼウスは悪魔に対する力として大聖棒(ビッグセントスティック)を託し、代わりにコンボイのサイバーブレードを手にする。
スーパーデビルとメガトロンも標的を変え、ゼウス対デビルの野性的な武器、コンボイ対メガトロンの天使と悪魔の力のぶつけ合いが始まる。激闘の最中デビルはメガトロンの隙をつき杖を奪い魔力を解放。ゼウスはその魔力を押さえつつビースト戦士達を遺跡の外へと転送。
コンボイ達が気がつくと遺跡は消滅し、ゼウスとデビルの姿もすでに無かった。遺跡の跡には打ち捨てられたデスクローと、大地に突き立つサイバーブレードが雄々しく輝いていた。

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